世界に目を移してみると、装身具は今も世界中の古墳や遺跡から発見吉れ続けています。その数たるや、武器や日常の食器類を上回るほどです。そうはいっでも、古代の装身具は、豪華な装飾が施されたものばかりではありません。研磨技術が乏しかった時代には、色鮮やかな鳥の羽や動物の牙、削った石の粉や植物の種子で作った顔料で、体や顔にペインティングを施すなど、いわゆる「刺青」が最も古く原始的な形の装身具だったのです。それにしてもなぜ人間は、装身具で身を飾ることを始めたのでしょうか。これまで多くの考古学者や人類学者などが、その起源を考えてきました。そうした歴史を経て宝石は、今存在しているのです。近年では、結婚指輪(マリッジリング)や婚約指輪(エンゲージリング)に宝石は欠かすことのできないものになりました。