現在、日本の総人口はおよそ一億二〇〇〇万人強と言われています。ところが、中高年世代を中心に、このうちの二〇〇〇万人の方が糖尿病や高脂血症・高血圧など、なんらかの生活習慣病にかかっていると言われています。じつに、その割合は日本人六人に一人が成人病に蝕まれているという驚くべき数字です。しかも、最近では患者の低年齢化が進んでおり、二〇代の若者はもちろんのこと、一〇代の中・高校生や小学生にまで生活習慣病は広がっています。生活習慣病とは、暴飲暴食、脂肪や塩分の摂過ぎ、食物繊維の摂取不足、過酸化物の摂取過剰、飲酒などの好ましくない食生活や喫煙、運動不足など不適切な習慣が引き金となって発症するさまざまな病気の総称です。生活習慣病の恐ろしいところはまず、なかなか自分が病気になったという自覚を持てないことです。そして、遅かれ早かれ病気は徐々に進行し、脳溢血や心筋梗塞などの重篤な疾病を併発して、やがては死に至る難病なのです。その死に至る原因は、私たちが生きていく上で絶対的に必須な体の生理的システムが徐々に破壊されていくことによりもたらされます。
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